実践IT経営論 -Professional IT Management-
担当教員・研究室 | 単位数 | 種別 | 授業形態 | ナンバリングコード | ||
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2 単位 | 選択 | 講義 | GDB508 |
アクティブラーニング |
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はい |
授業概要 |
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現代の企業経営を取り巻く環境は,グローバリゼーション,クラウドコンピューティングなどの進展を受け激しく変化している。それと共にIT マネジメントの重要性はさらに高まっているといえる。
本講義では企業におけるITマネジメントの基礎およびIT活用の実例をケーススタディを通して理解することを目的とする。 なお,本講義は「講義」として開講するが,修士課程のものであるということを念頭に置き,原則としてゼミ形式で行い,学生による調査・発表を主として展開する。授業計画は学生と相談の上,テーマを変更することもありえる。 |
授業における学修の到達目標 |
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企業のITマネジメントの課題を理解して,どのような解決の方向性があるのかを探り,自ら実践的に取り組める知識を修得する。 |
授業計画
回数 | 授業、事前・事後学習 | 時間 | |
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1 | 事前学習 | シラバスを読み,授業の全体像を理解する。 | 2.0 |
授業 | 本授業が求められる背景,経営環境,授業概要,評価方法等を説明する。 | ||
事後学習 | 配布された資料を読み,復習する。 | 2.0 | |
2 | 事前学習 | 前回授業のノートを整理する。 | 2.0 |
授業 | プラットフォームの概念を学ぶ | ||
事後学習 | 配布された資料を読み,次回発表に備える。 | 2.0 | |
3 | 事前学習 | 次回発表のための資料調査とスライド作成 | 2.0 |
授業 | プラットフォーム企業の経営戦略について学生による発表とディスカッションを行う。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
4 | 事前学習 | 事前に配布された資料を読む。 | 2.0 |
授業 | ビジネス・エコシステムの概念を学ぶ。 | ||
事後学習 | 授業内容をノートにまとめ,次回発表に備える。 | 2.0 | |
5 | 事前学習 | 次回発表のための資料調査とスライド作成 | 2.0 |
授業 | ビジネス・エコシステムについて学生による発表とディスカッションを行う。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
6 | 事前学習 | 事前に配布された資料を読む。 | 2.0 |
授業 | フィンテックとキャッシュレス社会について考察する。 | ||
事後学習 | 授業内容をノートにまとめ,次回発表に備える。 | 2.0 | |
7 | 事前学習 | 次回発表のための資料調査とスライド作成 | 2.0 |
授業 | キャッシュレス社会の到来と企業経営について学生による発表とディスカッションを行う。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
8 | 事前学習 | 事前に配布された資料を読む。 | 2.0 |
授業 | 競争優位の概念を学び,ITの応用を考察する。 | ||
事後学習 | 授業の内容をノートにまとめる。 | 2.0 | |
9 | 事前学習 | 次回発表のための文献精読とスライド作成 | 2.0 |
授業 | ITの経営戦略上の位置づけおよび競争優位との関係について,ポーター(2001)を題材に学生による発表とディスカッションを行う。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
10 | 事前学習 | 次回発表のためのスライド作成 | 2.0 |
授業 | 前回発表での指摘点、研究が不足していた点について再発表する。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
11 | 事前学習 | 次回発表のための文献精読とスライド作成 | 2.0 |
授業 | IT産業におけるビジネスモデルについて,ジョンソンほか(2009)を題材に学生による発表とディスカッションを行う。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
12 | 事前学習 | 次回発表のためのスライド作成 | 2.0 |
授業 | 前回発表での指摘点,研究が不足していた点について再発表する。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
13 | 事前学習 | 次回発表のための文献精読とスライド作成 | 2.0 |
授業 | IT産業におけるイノベーションについて,ダイアーほか(2010)を題材に学生による発表とディスカッションを行う。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
14 | 事前学習 | 次回発表のためのスライド作成 | 2.0 |
授業 | 前回発表での指摘点,研究が不足していた点について再発表する。 | ||
事後学習 | 発表についての指摘事項を整理する。 | 2.0 | |
15 | 事前学習 | これまでの授業内容を復習する。 | 2.0 |
授業 | まとめとトレンド紹介 | ||
事後学習 | 配布された資料を読み復習する。 | 2.0 |
成績評価の方法およびその基準 |
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次項の項目及び割合で標準評価基準に基づき総合評価する。
発表内容,調査結果等を総合的に評価する。100% |
課題(試験やレポート等)に対するフィードバック方法 |
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成果物(プレゼン資料)は添削して返却する。
プレゼン時に課題等を指摘する。 |
教科書 |
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なし |
参考書・Webサイト |
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ポーター(2001)「戦略とインターネット」
ジョンソン,クリステンセン,カガーマン(2009)「ビジネスモデル・イノベーションの原則」 ダイアー,グレガーセン,クリステンセン(2010)「イノベーターのDNA」 その他、授業中、適宜指示する。 |
単位習得が望ましい科目 |
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特になし |
備考 |
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なし |
担当教員の実務経験 |
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2005年より企業経営に携わり,会計システムの導入等,企業のIT化の経験を積んでいる。授業ではそれらの経験をフィードバックすることにより,特にITの経営戦略上の位置づけについて考察を深める。 |